吉祥 | |
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病気の母親とふたり暮らしの貧しい少女。素直で思いやりのある性格だが、ドジで思い込みが激しい。母親ゆずりの薬草調合術は玄人級。母親が亡くなる直前に言った父親の存在を確かめるべく、ひとりで旅に出る決意をする。年齢の割に童顔で幼児体型なのを気にしている。極度の方向音痴。 |
沙門 | |
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吉祥の前に突如現れた、謎の青年。なぜかいつも大怪我を負っていることが多い。目つきは悪く見た目はだらしなく言動が突拍子も無いものばかりと、かなり胡散臭い人物。吉祥を気に入り、やたらと付いてまわる。 |
比売鬼 | |
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鬼の中でも特に強い力を持ち、「比売鬼」と呼ばれて警戒されている娘。本名は摩利(まり)。吉祥たちの行く先々に現れては不穏な動きを見せる。天を敵視しており、特に多聞天に対しては異様なまでの憎悪を向ける。 |
持国天 | |
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東勝身洲とうしょうしんしゅう)を治める王にして、帝釈天に仕える四天王のひとり。強固な結界によってアスラなど脅威を防ぎ人々を守ることから、「守護神」という肩書きを持つ。正義感と慈愛に満ちた性格で、他者を救うためならば自分を犠牲にすることもためらわない。ある事件をきっかけに行方不明になる。 |
増長天 | |
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南贍部洲(なんせんぶしゅう)を治める王にして、帝釈天に仕える四天王のひとり。人々の怪我病を癒し、精神を快くさせる術を使うことから、「治癒神」という肩書きを持つ。弱っているものを見過ごせない面倒見の良さがあり、その明るさは周囲を巻き込む。快楽至上主義で、難しいことを考えるのは苦手。自称・須弥山のマスコット。 |
広目天 | |
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西牛貨洲(せいごかしゅう)を治める王にして、帝釈天に仕える四天王のひとり。あらゆる天災地変の発生を食い止める術を使って世界の秩序を保っていることから、「調和神」という肩書きを持つ。人々の間では、知識豊富な神として有名。淡白な性格だが自分の好奇心をくすぐるものに対しては徹底的に情熱を注ぐ。四天王の最年長。 |
多聞天 | |
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北倶盧洲(ほっくるしゅう)を治める王のはずが人々の前に姿を見せない、帝釈天に仕える四天王のひとり。戦闘能力に長け、アスラを破壊することが主な任務であることから「破壊神」という肩書きを持つ。その役割の特殊性から、北倶盧洲以外の世界中の州をも飛び回ることができる。独断に満ちた行動が常習化しており、帝釈天をはじめ他の四天王たちの頭を悩ませている。 |
帝釈天 | |
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世界の中心に位置する須弥山(しゅみせん)の頂上に建つ善見城(ぜんみじょう)の主にして、世界を統べる至高神。世界の存在そのものであり、帝釈天が力を失うことは世界の崩壊と同義になる。須弥山から出ることが出来ないため自身の力を四天王に分け、それぞれの任務につかせて世界を守っている。下界で暮らす人々に愛情を持ち、四天王に対しても父親のように接する。 |
密迹 | |
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沙門の仕事仲間として、吉祥の前に現れる少年。客観的で冷めた考え方をするが、子ども扱いされるとムキになって怒る。仕事に対して積極的でない沙門の態度に辟易している。 |
那羅 | |
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ときおり吉祥たちを遠くから監視している、鬼の少女。物静かで、常に冷静沈着。 |
音照 | |
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アスラによって破壊された集落に住む少年。足を怪我した母親と幼い妹・灯里の世話をしている。早くに父親を亡くしてから家族を支えてきたため、年齢の割に大人びている。 |
灯里 | |
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音照の妹。苦しい生活の中でも好奇心と遊び心を忘れない、無邪気な少女。いつも兄の後をついてまわる。 |
東勝身洲バラモン | |
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人間社会の中では最高位である司祭バラモンであり、東勝身洲の首都にある大寺院で持国天と人々の橋渡しをしている。そそっかしいが優しく朗らかな性格で、人々に愛されている。強い霊感をもち、直感で状況を処理することが多い。 |
理砂 | |
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東勝身洲の首都にある大寺院で「バラモン」に直属で仕えている、身分の高い尼僧。バラモンや人々の生活を守る職務についている。責任感が強く、自分にも他人にも厳しい性格。バラモンに密かに想いを寄せている。 |
琳静 | |
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理砂にうりふたつの外見を持つ、鬼の女性。前触れも無く現れては、バラモンや理砂に攻撃的な態度を示す。比売鬼と関わりがある。 |
日天・月天 | |
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情報の収集や通信を任務とする、二対の天。広目天に仕える。二人の間で情報を共有することができる。基本的な能力は同じだが、勝気で積極的な性格である日天が情報探索に出動し、臆病で引っ込み思案な性格の月天は善見城で待機していることが多い。 |
??? | |
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アスラに襲われた吉祥を助けた青年。 |
阿修羅権化 | |
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帝釈天と対になる存在。人間の怨念を吸収することによって力を増す。鬼に力を与えてその力を強化することができる。完全に消滅させることはできないため、天の力で鬼門へ封印することで人々への悪影響を防いでいる。 |
訶梨 | |
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吉祥の母親。薬草調合術に秀でており、それを生業にしていた。吉祥に父親のことを何も説明しないまま病死。 |